その方法を説明すると、以下のとおりになる。
まずアガリエ菌(八キロ)をプランターなどの容器(縦四O、横七O、深さ一五センチくらい)に移し入れ、一日分の生ゴミを水を切ったあと、ひとまとめにしてアガリエ菌のなかに入れる。
つまりアガリエ菌のなかに、生ゴミを埋めると考えればいい。
四日ほどたっと、最初に入れた生ゴミは発酵・分解されてしまう。
最初に処理した生ゴミはかき混ぜて、次の生ゴミを埋めていけばいいのである。
一回購入したあと、一年以上も使用している人もいる。
アガリエ菌を使った生ゴミ処理は、団地やマンションなどのベランダでも手軽にできることから、大変好評を博している。
この場合は、発泡スチロールの箱のなかにアガリエ菌を入れておくだけである。
最初はプラスチックのフランターを使うことを想定し、生コミを処理するためにアガリエ菌が放出する代謝熱を七O度に調整していた。
しかしこれでは寒さがきびしい冬になると、発酵温度が四O度にまで落ちてしまう。
そこで外気に左右されない発抱スチロールの箱に変え、アガリエ菌の発酵温度も八五度に調整したのである。
アガリエ菌は好気性であるから、処理容器は蓋で密封をしないでいただきたい。
雨や露が入らないようにして使用するものである。
これだけで、天ぷらなどを揚げたあとの油も簡単に処理できる。
八キログラムのアガリエ菌で、一・八リットルの油を処理することができる。
油とアガリエ菌を混ぜ合わせて、三、四日おいておくだけでいい。
すると油は低温分解でガス化して完全になくなり、きらきらのアガリエ菌だけが残る。
一年間で、九O回は繰り返し使うことができるのだ。
ただ、生ゴミと使用ずみの天ぷら油などを一緒に、同じ容器に入れないでいただきたい。
アガリエ菌は同じでも、処理容器は別々にしておきたい。
というのは、油の場合は最初べとべとしているため、分解するときに、アガリエ菌のなかでも廃油処理菌だけが働いてしまう。
そのため、生ゴミの処理菌の分解能力が遅くなるからである。
こうしたメリットが、アガリエ菌ではすぐに事受できるのである。
もちろん家庭用ばかりではなく、業務用の生ゴミ処理機械も開発されている。
微生物特性の処理機械は構造も単純であり、価格も安い。
空気を底部から強制的に送り、高温好気性微生物の発酵をさらに促進するだけでできあがる。
この業務用機械に合わせて、当研究所ではさらに新しい微生物も開発している。
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